一人暮らしのガス代の平均は月3,056円!都市ガスvsプロパンと節約術

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一人暮らしのガス代の平均は月いくらなのか?2024年の総務省家計調査によると、単身世帯のガス代の月平均は3,056円です。ただし、この数字はあくまで平均値であり、住んでいる物件が「都市ガス」か「プロパンガス」かによって月額が2〜3倍変わることがあります。冬と夏では1,700円以上の差が生じるなど季節変動も大きい費目です。この記事では、ガス代の平均データ・種類別の差額・節約術を解説します。

目次

一人暮らしのガス代の平均は月3,056円(2024年総務省データ)

総務省の家計調査(2024年)によると、単身世帯のガス代の月平均は3,056円です。光熱費全体の月平均13,333円のうちガス代が占める割合は約23%で、電気代(55%)に次ぐ2番目に大きな費目です。

光熱費の内訳 月平均 割合
電気代 7,337円 55%
ガス代 3,056円 23%
水道代 2,136円 16%
その他光熱 804円 6%
合計 13,333円 100%

季節別のガス代:冬は夏の1.75倍

ガス代は光熱費の中でも季節変動が大きい費目です。ENEOS Powerのデータ(2024年)によると、冬(1〜3月)と夏(7〜9月)では月額に1,675円もの差があります。

季節 月平均ガス代 主な原因
冬(1〜3月) 3,884円 給湯温度上昇・暖房使用
春(4〜6月) 3,068円 平均的な使用量
秋(10〜12月) 2,471円 給湯量が落ち始める
夏(7〜9月) 2,209円 給湯量最小・暖房不要

冬にガス代が高くなる主な理由は2つです。1つは水道水の温度が下がる分、お湯を沸かすために必要なガス量が増えること。もう1つは暖房(ガスファンヒーター・床暖房)の使用量が増えることです。「冬だけガス代が急に高くなった」と感じるのは正常な季節変動です。

地域別のガス代比較

地方 月平均ガス代
北海道・東北 3,566円
関東 3,074円
近畿 3,076円
北陸・東海 2,877円
中国・四国 2,790円
九州・沖縄 2,883円

北海道・東北が最も高く(3,566円)、九州・沖縄が最も安い(2,883円)傾向があります。寒冷地は給湯・暖房需要が多く、ガス使用量が多くなるためです。月683円・年間8,196円の差が生じます。

都市ガスとプロパンガス:月額2,000〜3,000円の差がある

「自分のガス代が高いかどうか」を判断する前に、住んでいる物件が都市ガスかプロパンガス(LPガス)かを確認することが重要です。ガスの種類が違うだけで、同じ使い方でも月額2,000〜3,500円の差が生じることがあります。

ガスの種類 月額目安 年間費用 料金規制
都市ガス 1,500〜2,500円 約18〜30万円 公共料金規制あり
プロパン(LPガス) 4,000〜6,000円 約48〜72万円 自由料金制(規制なし)

5年間住み続けた場合、プロパン物件と都市ガス物件の差額は最大15〜25万円になることがあります。引越し先を選ぶ際に「都市ガスかどうか」を確認することが、最もコストパフォーマンスの高い節約行動です。

プロパンガスが都市ガスより高い3つの理由

① 自由料金制で各販売店が価格を設定できる
都市ガスは国の規制のもとで料金が設定されますが、プロパンガスは販売店(ガス会社)が自由に料金を設定できます。競争が生まれにくい地域では高止まりになりやすい構造があります。

② ローリー(配送車)での配送コストがかかる
都市ガスは地中のパイプラインで供給されますが、プロパンガスはボンベをトラックで各家庭に配送するコストが料金に上乗せされます。

③ ボンベの設置・管理コストが加算される
ガスボンベの設置・交換・安全管理にかかるコストが料金に含まれます。このコストは戸数が少ない建物ほど1戸あたりの負担が大きくなります。

引越し前に確認!プロパンガス物件の見分け方

物件を内見・検討する際に以下を確認することで、プロパンガス物件かどうか判断できます。

  • 建物の外壁や駐車場付近に銀色の円筒形ボンベが設置されている
  • 不動産広告の設備欄に「都市ガス」と書かれていない(プロパン・LPガス・ガスの記載のみ)
  • 内見時に担当者や大家に「ガスの種類は都市ガスですか?」と直接確認する
  • 入居後の検針票に「LP」「プロパン」と書かれていればプロパン物件

プロパンから都市ガスへの変更は可能か?

賃貸物件の場合、ガス設備は大家・管理会社の所有物であるため、入居者が勝手に都市ガスに変更することは原則できません。ただし、以下のような例外的な状況では変更できる場合があります。

・建物の近くに都市ガスの配管が通っており、接続工事が可能な場合
・大家が設備更新を検討しており、入居者からの要望として交渉できる場合

基本的には「次の引越しで都市ガス物件を選ぶ」ことが現実的な解決策です。家賃が同程度なら都市ガス物件を優先することを強くおすすめします。

ガス代の仕組み:基本料金+従量料金の計算方法

ガス代の計算式は次のとおりです:

ガス代 = 基本料金(固定費)+ 従量料金(使用m³×単価)± 原料費調整額

基本料金はガスを使わなくても毎月かかる固定費で、都市ガスでは700〜1,000円程度が一般的です。プロパンガスでは1,500〜2,000円程度になることが多いです。

従量料金は実際に使ったガスの量(m³単位)に応じて課金される部分です。節ガス対策でここを削ります。

原料費調整額は天然ガス(LNG)の輸入価格に連動して毎月自動的に変動する部分です。「先月と使用量が同じなのにガス代が変わった」という場合、原料費調整額の変動が原因のことがほとんどです。検針票に毎月の使用量(m³)が記載されているので、前月と比較することで自分の使用量の変化を把握できます。

ガス代の節約術5選:追い焚き・シャワー・コンロの使い方

現在の物件でできるガス代の節約は、主に入浴習慣・コンロの使い方・ガス会社の見直しの3方向から取り組めます。

①追い焚きとシャワーのコスト比較

入浴でのガス消費は、湯船かシャワーかの選択によって毎月の費用が大きく変わります。

方法 ガス代目安 月30日の合計
シャワー(10分) 約25〜35円 750〜1,050円
湯船(新規追加) 約45〜60円 1,350〜1,800円
追い焚き(1回) 約20〜30円 冷めたら都度+20〜30円

お風呂に入る習慣がある場合、湯船を毎回新しく張り直すより、冷める前に追い焚きする方がガス代が安いです。ただし2時間以上経過して大幅に冷えたお湯を追い焚きするよりも、一部を排水して足し湯する方が効率的なこともあります。

②シャワー・お風呂の使い方で月500円削減

シャワーの時間を1分短縮するだけで月100〜150円のガス代削減になります。また以下の習慣でさらに節約できます。

  • 浴槽の保温蓋を使う(湯温が下がりにくくなり追い焚き回数を減らせる)
  • シャワーヘッドの節水タイプへの変更(水量減少でガス代も連動して下がる)
  • お風呂の残り湯を洗濯に活用(残り湯を使うことで水道代も節約)

これらを組み合わせると、月500円程度のガス代削減が現実的な目標になります。

③都市ガス自由化を使ったガス会社乗り換え

2017年にガスの小売り自由化が実施され、都市ガスのエリアでは東京ガスや大阪ガス以外のガス会社やプランを選べるようになりました。新電力系のガスプランでは月200〜500円安くなるケースがあります。

確認手順:現在のガス会社と使用量を検針票で確認 → 比較サイト(エネチェンジ等)でプランを比較 → 工事不要でオンライン申し込み可能なプランに切り替え。

ただしプロパンガスは自由化の対象外です。都市ガスのエリアに住んでいる場合のみ利用できる節約手段です。

よくある質問(FAQ)

Q. 一人暮らしのガス代の平均はいくらですか?

A. 2024年の総務省家計調査によると、単身世帯のガス代の月平均は3,056円です。都市ガスの物件では月1,500〜2,500円程度、プロパンガスの物件では月4,000〜6,000円になることが多く、ガスの種類によって大きく異なります。

Q. プロパンガスと都市ガスの料金差はどのくらいですか?

A. 月額2,000〜3,500円程度の差があります。年間では3〜5万円、5年間では最大15〜25万円の差になることがあります。プロパンガスは自由料金制なので都市ガスより割高になりやすい構造があります。

Q. ガス代が高い月(冬)はどれくらいになりますか?

A. 冬(1〜3月)の全国平均は月3,884円と、夏(2,209円)の約1.75倍になります。給湯に必要なガス量が冬は夏より多くかかるためです。プロパン物件の場合はさらに高くなります。

Q. ガス代を安くする一番効果的な方法は何ですか?

A. 次の引越しで都市ガス物件を選ぶことが最も効果的です(年間3〜5万円の差)。現在の物件でできる節約は、シャワー時間の短縮(1分で月100〜150円)・追い焚きの最小化(1回20〜30円節約)・都市ガスであればガス会社の乗り換え(月200〜500円)が効果的です。

まとめ

  • 一人暮らしのガス代の月平均は3,056円(2024年総務省)。冬3,884円・夏2,209円と季節差が大きい
  • 最大の節約ポイントはガスの種類:プロパンは都市ガスより月2,000〜3,500円高い。5年で最大25万円差
  • 引越し先が都市ガス物件かどうかの確認が最も費用対効果の高い節約行動
  • 節約術:シャワー1分短縮(月100〜150円)・追い焚き最小化・保温蓋の活用で月500円削減が目標
  • 都市ガスエリアではガス会社乗り換えで月200〜500円の追加節約も可能
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この記事を書いた人

一人暮らしの費用・節約・家電選び・引越し・料理に関する情報を発信する編集部。各種統計データや調査結果をもとに、一人暮らしをラクに・充実させるための実践的なコンテンツをお届けします。

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